クラシックカーの祭典「レトロモビル2018」

パリで開催☆世界最大のクラシックカーイベント

車音痴な私

車についてなんの知識もない私。つい最近まで乗り心地がよければすべてよしと思っておりました。

フランスの車メーカーといえば?と聞かれてルノー、シトロエン、プジョーと答えるのが精一杯!しかしフランスではどのような車が発売されていて、何が特徴・魅力なのかなど一切分からないままフランス滞在十数年が過ぎてしまいました。今さら人には聞けないし、誰も教えてくれないのは辛い!

きっかけ

2CV
2CV Citroën

去年2017年にシトロエン2CVを使ったドライバーガイドのバイトを始めてから「クラシックカーって運転おもしろい」と思うようになり、またガイドとしてF1走行会に同行する機会をいただいたり、車が好きとおっしゃるお客様に出会う機会が重なり、(いまさら!)車って奥が深いんだなあと実感。

友達から「世界一大きいクラシックカーの展示会があるよ」と教えられ、右も左もわからないなりにまずはこの目で見て楽しむべし!と思い、さっそく行ってきました。

第43回 「サロン・レトロモビル」(Salon Rétromobile 2018

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43年続く伝統的なイベント

レトロモビルは世界一

6万8 000 平方メートルという広大なスペースに600台以上のクラシックカー&アンティークカーが展示され、世界最大の展示会なのだそうです。12万人の来場者で沸き立つ会場は素敵なお召し物を着た殿方が多い!今回、日本からお越しの紳士達をちゃっかり逆ナンパしながら車についていろいろ教えていただきました。その中で出会ったディーラーの方も「やっぱりレトロモビルは世界一のイベントだと思う。」とおっしゃっていたので、間違いないと思います!

第43回(2018)はどんな年?

会場はランボルギーニ、ポルシェ、アルファロメオ、フェラーリ、ジャガー、ロールス・ロイスなどがずらり。車のことはわからないなりに高級車凄みオーラは感じるんですね。

初めての見学なので早速調査(出典 Wikipedia)してみると例えば前年度第43回(2017)はフェラーリ創立70周年を大々的に取り上げてたみたいです。そして第43回の今回も「70周年〜」というのが目立ちます。70年前の1948年といえば戦後の産業復興期ですもんね、納得〜。

その中でも目立ったのはルノーの設立120周年記念祝う展示イベント!!!創立年数がずば抜けて長いんですね!(でもライバルのプジョーはルノー以上の歴史を誇るらしい)ともあれ祭典らしく、ルノー社を代表する約20台の車がメイン会場のど真ん中に展示されていました。

折角フランス住んでいるのですから、まずはフランス車いろはを知るのもよし!ということでルノーの特設展示スペースへGO!!!

RENAULT (ルノー)

2大戦間のくるま

Type BD

Renault TYPE BD ルノー・BDタイプ
Renault TYPE BD ルノー・BDタイプ

馬車を改良して製造されたというこの車は1909年製の郵便配達車。超頑丈。

Type PR

Renault Type PR ルノー・PRタイプ
Renault Type PR ルノー・PRタイプ

大きいなりに小回りの利くというところがミソらしい。1920年代、車は大きければいいという時代が終焉するそうです。最大時速65キロ。

Vivastella

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Renault Vivastella ルノー・ヴィヴァステラ

1930年代の高級車。内装豪華でブルジョアたちに大人気。当時はやっていたアール・デコ様式を感じさせるクラシカルなライン。

まとめ

フランスの車は巨大・頑丈で、大人数で乗るのが一般的。そして高級感が特徴でした!

戦後のくるま

ルノー・ジュヴァキャトル(1937-1960)

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Renault Juvaquatre

戦争を経ても愛され続けた車

1937年に製造開始された戦前ルノーを代表する車種。といっても生産は戦後の1960年まで継続。ルノー初のモノコックボディを与えられた同車は、終戦までは乗用車、戦後は商用車として人気を博し、汎用性の高さから国民車として広く用いられた。

4CV (1948-1961)

Renault 4CV
48年製の4CV

ついに100万台を突破

ルノーが戦後初めて世に問うたリアエンジンの4ドアセダン。「4 chevaux, 4 portes, 444.000 francs !」(4CV、4ドア、44万4000フラン!)の宣伝文句で一躍ベストセラーに。塊感あふれるそのフォルムから「バター」との愛称も。

CVというのはcheval(馬。複数形はchevaux)の省略形で、4CVは直訳すれば4馬力の意味だが、実際には仏政府が定めていた自動車向けの課税単位。ジュヴァキャトルほどではないが、1947年から61年まで約15年間の長きにわたり生産された。あらゆる階層の人々に好評を持って迎えらえれ、フランス車で初めて総販売台数100万台を突破。
日本でも1950年代、現在ではトラック専業メーカーともいえる日野自動車によって「日野ルノー」としてライセンス生産され、「タクシーといえばルノー」だった時期もあったそうな。

ちなみにこのころ流行っていたファッションはディオールのニュールック。1947年に発表されてから50年代のフェミニンなスタイルにまで影響したアイコン。

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ルノー・4(1961-1992)

Renault 4
Renault 4

「ジーンズパンツのような車」という哲学

ライバル、シトロエンの大衆車2CVの対抗馬として開発されたFF小型車。1961年から92年まで、ルノーの乗用車としては最も長期間製造され、2CVと並ぶフランス市民のシンボル的存在となった大衆車。
機構の単純化が図られたことで、メンテナンスも容易に。小粒なれど足回りやシートの良さのおかげで乗り心地にも優れ、1974年には、その特長を受け継いだ実質的な後継モデルともいえるルノー・5が発売されるも、それよりも長く生産が続けられました。日本に置き換えると、昭和の高度経済成長期から平成のバブル崩壊直前まで命脈を保った長寿車。総生産台数は何と800万台以上。

ちなみに60年代の代表的ファッションといえばミニスカート。フランスではFrance GallやBrigitte Bardotが人気でした。

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Renault 5
Renault 5

ルノー・8 ゴルディーニ (1964)

Renault 8
Renault 8

スポーツカーの民主化をすすめた車

ルノー・8は1962年、先述の4CVの後継車として開発されたリアエンジンの4ドアセダン。この8ゴルディーニは、後にルノー傘下となるチューニングメーカー、ゴルディーニが手を加えた8のスポーツバージョン。高性能なれど比較的お手頃な価格で売り出され、高嶺の花だったスポーツカーを庶民の手の届く所に近づけた功績は大。

ルノーは近年ゴルディーニブランドに再度力を注ぐようになり、シャンゼリゼのショウルームではブルーが可愛いゴルディーニグッズがあれこれ売られています。またルノーは、ゴルディーニの他にもアルピーヌという本格スポーツカーブランドも傘下に抱えていて、同ブランドの復活をかけた新モデルが昨年12月から生産開始になったばかりだそうです。

ルノー・16(1965〜1980)

Renault 16
Renault 16

大胆な構造、斬新な内部設備

1965年から80年にかけて生産された中型乗用車(これも生産期間が長い)。先述の4で成功を収めた5ドアハッチバックというコンセプトを、より上級のこのモデルにも採用し、ファミリー層から高い人気を得ました。オートマチックやパワーウィンドウなどの快適装備がオプションで選べるようになったのもこの車から。英高級車ロールス・ロイスのシルヴァーシャドウを抑え、1966年のカーオブザイヤーを受賞するなど、評論家からも高評価が与えられたそうです。

ロールスロイスのシルバー・シャドウ
ロールスロイスのシルバー・シャドウ

ルノー・30(1975-1983)

Renault 30
Renault 30

技術革新を狙った一体。

戦後は遠ざかっていた高級車市場に新たに殴り込みをかけるべく、1975年に送り出されたルノーのフラッグシップ車。V6エンジン搭載のFF車。高級車といえばFRの4ドアセダンが当たり前のご時世だったが、4、16の成功に味をしめたか、自社がノウハウを培ってきたFFの5ドアハッチバック車で勝負に出た。商売的には必ずしも成功とはいえなかったものの、ルノーはこの後も、25、サフラン、ヴェルサティスと、最高級モデルに5ドアハッチバック車を投入し続けたというのが頑固というか何というか。そんな伝統も、2010年、ヴェルサティスの生産終了とともに終止符が打たれ、現行の最高級モデル、タリスマンの基本モデルは4ドアセダンに落ち着いています。

ちなみに発売当時野70年代に流行っていたファッションはこんな。

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ルノー・9(1983〜1987)

Renault 9
Renault 9

80年の世界スタンダード、1982年のカーオブザイヤー

1981年に発表された、ルノーとしては珍しいオーソドックスな4ドアセダン。第2次オイルショック後、家庭的な車・多用途・低価格・低燃費という客層の声を取り込み、まさに世界商品としての視野を考え作られた。

ちなみに80年代のファッションは。。。クレイジー!確かにルノー・9も他のモデルとは別格って感じ。

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エスパス(1984-)

Renault Espace ルノー・エスパス
Renault Espace ルノー・エスパス

車に対して「生活空間」という新感覚を打ち出した。

後部座席二列の5席は取り外し可能。助手席や前列シートは回転可能で、用途に合わせて自由自在に使える巨大空間というコンセプトをどこまでも貫いている。「暮らすような車」 ”voiture à vivre“ というスローガンをもった車。

欧州車初のミニバン型モデル。今日では当たり前となったミニバンというコンセプトも、この車の成功があってこそ。

デザインではフランス国鉄が誇る高速列車TGVがモデルとなっている。

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TWINGO (1992-)

Renault Twingo ルノー・トゥインゴ
Renault Twingo ルノー・トゥインゴ

オートマ以上の車というコンセプト。

コンパクトカーでありながらモノスペースという画期的設計のモデル。後部座席はスライド式で、足元に余裕も持たせたり、逆に荷室を増やしたりと、ケースバイケースのアレンジが可能。人懐っこそうな顔とカラフルな外装で道行く人々の目を楽しませ、チープだけどポップな内装で乗る人を和ませる、可愛らしいさあふれる車。販売当初のモデルのシートは青空に浮かぶ雲の模様が描かれていたそうです。なお、外装デザインはホンダが80年代半ばに送り出した軽自動車トゥデイの影響を大きく受けているそうです。

セニック(1996〜)

Renault Scénic ルノー・セニック
Renault Scénic ルノー・セニック

長年愛されるコンパクトカー

フランスで長年人気なのは自由自在度の高さと収納力、そして長く使えるデザインだから。販売台数は一番を誇る。1997年のカーオブザイヤーを受賞。

まとめ

戦後の車は乗用車や大衆車が一般的な分、私でも乗ってみたいなという気持ちにさせる車が多い。シトロエンやプジョーと比べても世代や職種を超えて愛される車が多いということがわかった!

便利情報

開催場所はポルト・ド・ヴェルサイユ(Porte de Versailles)というパリ市内にある展示会場(Parc des Expositions de la Porte de Versailles à Paris)。

開催期間は2018年2月7日~&&日。

入場料は一人18€(前売)でした。

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